SELニュース

知と巧  あらたな安全を提供

  「安全神話」の崩壊が叫ばれて久しい。その後、問題解決されるどころかBSE問題始め次々と新たな問題が発生している。 これらの状況打破をはかる為、従来の様に第一者(製造者)と第二者(使用者)間のトラブルを国の判断に委ねるのでなく、 第三者という中立的・公正な立場に託すべしとの理念を元に、NPO安全工学研究所(SEL、東京都杉並区松庵3-39-8、 TEL03-3247-2262、理事長 杉本 旭)が設立され活動を開始した。

  主な理事として、理事長の杉本 旭氏(北九州市立大学教授)、副理事長の向殿 政男氏(明治大学教授)、逢原 弘一氏 (長岡技術科学大学客員教授)はいずれも国際機械安全に関しての国内第一人者であり、代表理事として柄澤 憲彦氏、加部 隆史氏 といった実践を踏まえた起業家が参画している。又、グローバル認証を踏まえ、機械安全では世界的に実績の豊富なドイツのBGIA (ドイツ職業保険組合労働安全研究所)との協力・支援体制が整っている。

  当初の目的として、21世紀のボーダレス時代に日本発の安全イノベーションが国際ルールに則り正当な手続きを経て世界に発信 出来る基盤整備として、「大学-認証-保険-起業」のインフラ整備とモデルづくりを民主導で実践する。設立に先駆け長岡技術科学大学には、 日本初の機械安全修士コースを寄付講座として設置し、ドイツからも客員教授を招き、昨年の9月より講義が開始され、サイバー社会での e-ラーニングを踏まえた社会人向け遠隔授業もこの5月から東京で始動した。ここでは、第三者認証の実施を先取りし、それに必要な安全認証 技術の養成を実践し、専門職大学院のモデルづくりをしている。(田中 紘一SEL副理事長 長岡技術科学大学教授)

   当初の活動は、安全認証の対象として「機械安全」の分野で、日本が得意とするFA自動化技術を中心としたハード及びソフトでの イノベーションのプロジェクトが具体的に準備されており、近いうちにその内容を発表する予定。一方「生活安全」の分野ではマイナスイオン に関する認証と、安全マーク(左上のロゴ)の普及を目指し幅広く会員を募集し、生活者主権を守る中立的な第三者機関としての方向性を同時 に打ち出す。

  この様に、NPO安全工学研究所は世界的にトップレベルの科学的手法を用い、第三者の概念を日本に幅広く定着させそれにより あらたな安全文化の創造と同時に経営者のモラルに則った産業活性化の起爆剤としての役割を目指している。

-2002年5月17日記者会見資料より-




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